元記事を読む → Econlib / EconLog (Liberty Fund)(英語)Macroeconomics at 100

マクロ経済学の100年

Macroeconomics at 100
Econlib / EconLog (Liberty Fund) ・ Scott Sumner ・

AI要約 要約

著者は、マクロ経済学の進歩を、精緻なモデルの蓄積よりも既存理論への批判の成果として評価する。フィッシャーからケインズ、フリードマン、ルーカスらをたどり、政策判断に使うモデルの限界を論じる。賃金や価格が調整されにくい仕組みは多様で、単一モデルを政策の道しるべにするのは難しいと主張する。

論点

  • 著者は現代マクロ経済学の起点を1923年に置き、ケインズ以前にも貨幣面の変動と賃金・価格の硬直性によって景気循環を説明する理論があったと指摘する。
  • フリードマンによるフィリップス曲線(インフレ率と失業率の関係)への政策批判を評価する一方、彼の通貨供給量目標は広く支持されなくなったと述べる。
  • ルーカス批判(政策変更で従来の推計関係が崩れるという指摘)やクルーグマンの議論を通じ、政策モデルの提案よりも従来の政策処方の限界を示す点に意義を見いだす。

著者の立ち位置

著者は、金融政策を重視しつつ、裁量的な景気調整を支えるモデルの有効性に懐疑的な立場から、理論への批判を評価している。

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