元記事を読む → Institute of Economic Affairs(英語)Book review: The Secret History of Neoliberalism

書評:新自由主義の秘史

Book review: The Secret History of Neoliberalism
Institute of Economic Affairs ・ iealondon ・

AI要約 要約

アンソニー・J・エヴァンズは、新自由主義(市場重視の思想・政策)を批判するモンビオらの著書に、自由市場派との接点を見いだす。自発的な商取引、ハイエクの複雑性論、共有資源の自治、成長以外の価値が共通理解の土台になると論じる。一方、新自由主義と資本主義の区別が曖昧だと批判しつつ、読む価値を認める。

論点

  • 著者は、モンビオが自発的な商取引を支持していると読み取り、企業と政府の癒着への批判にも自由市場派との接点があると論じる。
  • 著者は、複雑な仕組みから中央の指令なしに秩序が生まれるという議論をフリードリヒ・ハイエクに結び付け、共有資源の共同管理を重視する姿勢をエリノア・オストロムの研究と重ねる。
  • 著者は、環境など成長以外の価値を重視する点にも合意の余地を認める一方、新自由主義という呼称が資本主義批判の修辞になっている可能性を指摘する。

著者の立ち位置

自由市場を支持する立場から、反資本主義の議論を批判しつつ、好意的な読解による共通理解を求める書評。

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