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Thinking About Friction
Econlib / EconLog (Liberty Fund) ・ Kevin Corcoran ・
AI要約 要約
著者は、取引費用や情報の不完全さなど、市場活動を妨げるとされる「摩擦」を捉え直す。フリードリヒ・ハイエクによる完全競争モデルへの批判を紹介し、競争が生む結果を前提にしても競争の過程は理解できないと論じる。歩行には摩擦が必要という比喩を使い、市場の「不完全さ」も市場が機能するために不可欠だと主張する。
論点
- 完全競争モデルは、情報の不完全さや価格の硬直性(価格が変わりにくいこと)などの摩擦がない状態を想定する。
- ハイエクは、完全競争だけでなく不完全競争や独占的市場の分析にも共通する概念上の問題があり、政策指針としての有用性は乏しいと批判した。
- 著者は、目的地や進路を変える歩行に摩擦が必要なように、市場にも変化を生み出す摩擦が必要だと論じる。
著者の立ち位置
著者は、オーストリア学派(市場の動的な競争過程を重視する経済学)の視点から、摩擦のない市場を理想とする見方を批判する。
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