ブルーノ・レオーニとリバタリアニズム
AI要約 要約
著者は、個人の自由を重視するリバタリアニズムとレオーニの法思想の関係を、二つの論評から検討する。マレー・ロスバードは法の正当性の基準が不明確だと批判したが、著者はレオーニも国家介入を強く警戒していたと反論する。個人の請求と裁判官の判断から法秩序が生まれるという構想に、自由な社会を考える可能性を見いだす。
論点
- ロスバードは、法の正当性を判定する明確な基準がなければ、国家介入を許す余地が残ると批判した。
- 著者は、レオーニが無政府資本主義(国家を置かず市場を基盤とする社会構想)の支持者ではなかったとしつつ、1967年の死後に思想がどう発展したかは分からないと留保する。
- 紹介された論考は、コモン・ロー(判例を通じて形成される法)を、個人の請求と裁判官の応答から生まれる自生的秩序(中央の設計によらない秩序)と捉える。
著者の立ち位置
著者は、レオーニの国家介入への警戒を評価し、その法思想にリバタリアニズムの秩序構想としての可能性を見いだす立場。
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