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書評:カール・ポパー『開かれた社会とその敵』第1巻

Review: The Open Society and its Enemies, Volume 1, by Karl Popper
Institute of Economic Affairs ・ iealondon ・

AI要約 要約

本書評は、カール・ポパー『開かれた社会とその敵』第1巻を、全体主義の思想的背景を探る自由主義の古典として紹介する。ポパーはプラトンを批判し、歴史主義(歴史が決定論的法則に従うという考え)や理想社会の一括設計が独裁を招くと論じる。評者は、社会の切迫した害を小規模で修正可能な改革によって減らす立場を支持し、本書を推薦する。

論点

  • ポパーは、教義に支配される「閉じた社会」に対し、絶対的権威を退け、自由と合理的批判を認める「開かれた社会」を擁護する。
  • 評者は、プラトン『国家』に独裁的傾向を読み取り、全体主義思想の源流をたどるポパーの議論を説得的と評価する。
  • ポパーは、社会全体を理想像に合わせて作り替える構想に代え、対象を限定し、誤りを修正できる段階的な制度改革を提唱する。

著者の立ち位置

評者は、自由と合理的批判を重視する自由主義の立場から、ポパーの反全体主義と段階的改革論を支持している。

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