元記事を読む → Econlib / EconLog (Liberty Fund)(英語)Market Equilibrium versus Market Process: Kirzner’s Competition & Entrepreneurship at 50

市場均衡と市場過程:カーズナー『競争と企業家精神』50年

Market Equilibrium versus Market Process: Kirzner’s Competition & Entrepreneurship at 50
Econlib / EconLog (Liberty Fund) ・ John Phelan ・

AI要約 要約

本記事は、イスラエル・カーズナーの『競争と企業家精神』刊行50年に際し、完全競争(同質の商品と多数の売買主体を仮定するモデル)への批判を紹介する。著者は、均衡(需給が一致した状態)より、情報の発見と意思決定の修正を通じた市場過程を重視する。均衡からの逸脱を反競争的とみなす介入に警鐘を鳴らし、学生に同書を薦める。

論点

  • ミルトン・フリードマンが仮定の現実性より予測力を重視するのに対し、カーズナーは完全競争モデルでは価格の調整過程を説明できないと批判する。
  • カーズナーは、企業家が新たな情報に基づいて行動し、価格・生産・資源配分が修正されていく過程に競争の本質を見いだす。
  • 著者は、完全競争の均衡から外れることを独占と結びつける政策判断を批判し、市場による資源配分の自発的な修正を評価する。

著者の立ち位置

著者は、オーストリア学派(個人の行動と市場過程を重視する経済学)のカーズナーに賛同し、企業家による競争と市場の修正能力を擁護する立場。

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