元記事を読む → AIER / The Daily Economy(英語)“The Price of Time” and Broken Central Banking『時間の価格』と機能不全の中央銀行制度
“The Price of Time” and Broken Central Banking
AIER / The Daily Economy ・ Joakim Book ・
AI要約 要約
本稿は、エドワード・チャンセラー(Edward Chancellor)の『時間の価格』を論じる書評である。評者は、超低金利が資産バブルや非効率な投資を促すという同書の主張を支持し、中央銀行の政策対応を批判する。読解には骨が折れるものの、金利の歴史と現代の経済問題を結ぶ議論、とりわけ終盤の総括を高く評価している。
論点
- 評者は、米連邦準備制度(FRB)のインフレ対応は遅く、自ら生んだ問題を解決したにすぎないとの批判を紹介する。
- 同書は、金利を自然利子率(市場の実態に即した金利水準)より低く抑えることが資産バブルを生むと主張する。評者はこれをオーストリア学派の景気循環論につなげる。
- チャンセラーは金利決定を市場に戻す必要を説く。評者は同書の歴史的視野を評価する一方、議論の行き先が分かりにくいとも指摘する。
著者の立ち位置
評者は、市場による金利形成を支持し、中央銀行の超低金利政策と経済への介入を批判する市場自由主義の立場にある。
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