元記事を読む → AIER / The Daily Economy(英語)Postliberalism Gets the ‘Common Good’ Wrong

ポストリベラリズムの掲げる「共通善」の矛盾

Postliberalism Gets the ‘Common Good’ Wrong
AIER / The Daily Economy ・ Logan Tantibanchachai ・

AI要約 要約

近年台頭する「ポストリベラリズム」は、個人主義や自由市場が社会的連帯を損ねたとし、政治を「共通善(共同体の幸福)」の追求へと向かわせることを目指している。しかし、パトリック・デニーンやエイドリアン・ヴァーミュールらの提唱する共通善の定義は曖昧であり、誰がそれを決定し個人の自由とどう調整するのかという深刻な問題を孕んでいる。著者は、ポストリベラリストたちが米国建国の基本理念である個人の自由を不当に貶めていると批判し、秩序ある自由こそが本来の共通善の不可欠な要素であると主張する。

論点

  • ポストリベラリズムは個人の権利や自由市場を批判し、政治の目的を「共通善」の再構築に据えようとしている。
  • 代表的論者であるデニーンは米国憲法をエリート支配の道具と断じ、ヴァーミュールは個人の自由よりも権力者による共通善の解釈を優先させている。
  • 著者は、こうした主張が抽象的で恣意的な政府介入を正当化する危険性を指摘し、本来の憲法秩序における「秩序ある自由」こそが真の共通善であると論じている。

著者の立ち位置

古典的自由主義の立場から、個人の自由を軽視し国家権力による「共通善」の強制を正当化するポストリベラリズムを批判する立場。

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