元記事を読む → Econlib / EconLog (Liberty Fund)(英語)The Theory and Practice of Oligarchical Collectivism Book Club Commentary, Part 6

『寡頭制集産主義の理論と実践』読書会への応答⑥

The Theory and Practice of Oligarchical Collectivism Book Club Commentary, Part 6
Econlib / EconLog (Liberty Fund) ・ Bryan Caplan ・

AI要約 要約

著者は、革命独裁では残忍な人物が選ばれやすい一方、後継世代では慎重な機会主義者が増え、支配が穏健化しやすいと論じる。世襲制は残忍さによる選抜を弱めるが、指導者が側近の傀儡になる恐れもあるとする。『一九八四年』の思想警察の効率性は誇張だとしつつ、全体主義体制も軍事や秘密警察など優先分野では高い成果を上げうると指摘する。

論点

  • 著者はゴードン・タロックの議論を踏まえ、革命期と体制安定後では権力者に選ばれる人物の性質が変わると説明する。
  • 著者は、ゴルバチョフが権力維持のための大量殺害をためらったと評価し、フリードリヒ・ハイエクの『隷属への道』には全体主義という捉え方を広めた功績を認める。
  • 著者は、全体主義体制では忠実な支持者も迫害されると述べ、消費財生産の不振と軍事・秘密警察などの成果を、分野ごとの誘因の違いから説明する。

著者の立ち位置

独裁体制を批判する古典的自由主義の立場から、権力者の選抜と行動を左右する制度や誘因を重視している。

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