元記事を読む → Institute of Economic Affairs(英語)Classics revisited: “The New Right Enlightenment. Young Writers on “The Spectre Haunting the Left”” by Arthur Seldon (ed.) (1985)

古典再訪:『新右翼の啓蒙』アーサー・セルダン編

Classics revisited: “The New Right Enlightenment. Young Writers on “The Spectre Haunting the Left”” by Arthur Seldon (ed.) (1985)
Institute of Economic Affairs ・ Kristian Niemietz ・

AI要約 要約

本記事は、1985年刊の『新右翼の啓蒙』を、若手論者が自らの思想形成を語る論集として紹介する。著者は、多くの寄稿者が「右翼」という分類に違和感を持ち、当時の政治より古典的自由主義(個人の自由と市場を重視する思想)の理論に関心を寄せていたと指摘する。サッチャー時代の政策闘争の記録より、自由主義の多様な潮流を知る入門書として評価している。

論点

  • 著者は「新右翼」という書名について、呼称の流行が過ぎたことと、寄稿者自身がその分類に抵抗していたことを問題視する。
  • 思想的影響として、オーストリア学派(個人の選択や市場過程を重視)、シカゴ学派(市場の働きを重視)、公共選択論(政治を経済学で分析)、ロバート・ノージックやカール・ポパーが挙げられる。
  • 寄稿者はサッチャーの経済政策との関連を認めつつ、一般的な理論を重視し、マルクス主義にも強い反感を示しながら真剣に向き合っていると著者は述べる。

著者の立ち位置

著者は古典的自由主義に共感する立場から、論集の思想的多様性と入門書としての価値を評価している。

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