元記事を読む → Property and Freedom Society(英語)Book Review: Classical Economics: An Austrian Perspective on the History of Economic Thought, Volume II by Murray N. Rothbard

マレー・ロスバード『経済思想史』第2巻の書評

Book Review: Classical Economics: An Austrian Perspective on the History of Economic Thought, Volume II by Murray N. Rothbard
Property and Freedom Society ・ Doug French ・

AI要約 要約

本書は、マレー・ロスバードがオーストリア学派の視点から経済思想史を描いた大著の第2巻であり、古典派経済学の功罪を検証している。著者のロスバードは、ジャン=バティスト・セイやジェームズ・ミルらの業績を再評価しつつ、リカードの比較生産費説の起源やマルクス主義の宗教的・暴力的な本質を批判的に暴いている。さらに、19世紀の通貨・銀行理論の論争やフランスの自由放任主義(レッセフェール)思想の系譜をたどり、経済学のパラダイム変遷を浮き彫りにしている。

論点

  • セイの法則や比較生産費説の真の提唱者など、古典派経済学の重要人物に関する通説を再検証している
  • 19世紀のイギリスにおける金本位制停止と、ブリオン主義者対アンチ・ブリオン主義者、あるいは通貨学派対銀行学派の論争を描いている
  • カール・マルクスの思想を宗教的な終末論の系譜と位置づけ、その暴力性と20世紀の共産主義体制への影響を批判している

著者の立ち位置

オーストリア学派および無政府資本主義の立場から経済思想史を捉えるマレー・ロスバードの著作を紹介・称賛する立場

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