元記事を読む → Instituto Juan de Mariana(スペイン語)NGDP targeting (II): el ciclo económico

NGDPターゲット論(2):景気循環

NGDP targeting (II): el ciclo económico
Instituto Juan de Mariana ・ César Taboas ・

AI要約 要約

本記事は、名目GDPターゲット(NGDPT)の景気循環理論について、マーケット・マネタリストの主張を検証し、批判的な考察を加えている。著者は、景気循環を専ら金融的現象と捉えるマネタリストの見解に対し、オーストリア学派やリアルビジネスサイクル理論(RBC理論)の観点を引いて、実物的な不均衡や構造調整の必要性を指摘する。その上で、NGDPTによる名目安定化政策は必要な経済調整を妨げ、非効率な企業を延命させる危険性があると論じている。

論点

  • マーケット・マネタリストは、不況を「常に、いかなる場所でも金融的現象」と捉え、中央銀行によるNGDPTで景気循環を制御できると主張する。
  • フリードリヒ・ハイエクやルートヴィヒ・フォン・ミーゼスらに代表されるオーストリア学派の景気循環論(ABCT)では、景気循環の本質は貯蓄と投資の時空間的な不整合という実物的な現象とされる。
  • RBC理論も含め、景気循環に実物的な原因があるならば、NGDPTによる名目上の安定化政策は不可避な構造調整を遅らせ、経済の「ゾンビ化」を招く恐れがある。

著者の立ち位置

オーストリア学派の立場から、マーケット・マネタリストの景気循環論を批判する立場

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