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大人のための国家

Un Estado para adultos
Fundación para el Progreso ・ Axel Kaiser ・

AI要約 要約

著者は、国家を問題解決の万能な主体とみなす考えが、自由と豊かさを損なう国家膨張を招くと批判する。国家を支える課税の強制性と、公務員も自己利益を追求する点を強調し、国家が共通善に奉仕するという見方を退ける。さらに、官僚制(規則に基づく行政組織)には損益による規律がなく非効率になるとして、国家の最小化を主張する。

論点

  • マックス・ウェーバーの国家定義とフランツ・オッペンハイマーの国家起源論を援用し、国家の強制性を強調する。国家への支持があっても道徳的に正しいとは限らず、自由民主主義の制度は権利侵害を防ぐためにあると論じる。
  • フレデリック・バスティアの議論を通じ、国家は他者から徴収した資源しか配れず、過大な期待は危機を繰り返し生むと主張する。チリの公的債務をめぐる議論も、その表れではないかと問いかける。
  • 汚職や縁故登用などを挙げて国家の公益性を疑問視し、ルートヴィヒ・フォン・ミーゼスの議論に基づき、職員が善意でも損益の指標を欠く行政は非効率になると主張する。

著者の立ち位置

国家への理想化を批判し、強制性と行政の非効率を理由に国家の役割の最小化を求めるリバタリアンの立場。

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