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銀行券の起源:寄託証明書か借用書か

Billetes de banco, certificado de depósito y décimos de Manolita
Instituto Juan de Mariana ・ Eduardo Blasco ・

AI要約 要約

オーストリア学派経済学の内部で議論されている、一部準備銀行制度(銀行が預金の一部を手元に残し、残りを貸し出す仕組み)の歴史的起源と正当性について検証した論考である。著者は、マレー・ロスバードらが主張する「銀行券はもともと金の寄託証明書であった」という説に対し、保管料の支払いなどの契約上の矛盾点を指摘して疑問を呈している。そして、歴史的に銀行券は一貫して負債を表す「借用書」であり、一部準備銀行制度は法的に認められた融資契約に基づくと主張している。

論点

  • オーストリア学派内では、準備率100%を義務付けるべきか、自由競争に委ねるべきかで一部準備銀行制度の是非が議論されている。
  • ロスバードらは銀行の起源を金の保管庫とし、銀行券は寄託証明書だったと主張するが、保管料の支払いなどの実務面から矛盾が生じる。
  • 歴史的および法的に、銀行券は寄託証明書ではなく借用書(負債)であり、一部準備銀行制度はローマ法やアングロサクソン法で認められてきた。

著者の立ち位置

銀行券の起源は寄託証明書ではなく借用書であるとし、一部準備銀行制度に対する歴史的批判に疑問を投げかけるオーストリア学派の立場

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