元記事を読む → Econlib / EconLog (Liberty Fund)(英語)Brexit and the Divine Right of the Majorityブレグジットと多数派の神授権
Brexit and the Divine Right of the Majority
Econlib / EconLog (Liberty Fund) ・ Pierre Lemieux ・
AI要約 要約
英国のEU離脱を決めた国民投票では、離脱支持は投票者の51.9%、有権者全体の37.5%だった。著者は、僅差の多数派が少数派に意思を強制する正当性を問い、個人の選択の自由を広げる政治制度を支持する。離脱と残留のどちらが自由に資するかは断定せず、深刻な対立を伴う集団的決定には特別多数決(通常の過半数より高い賛成率を求める方式)を紹介する。
論点
- 著者は、多数決には紛争を避ける手続きとしての役割がある一方、根本的な利害で対立するほぼ同規模の集団を融和させられるか疑問を呈する。
- ジェームズ・M・ブキャナンらの契約主義(各人の同意から国家を正当化する考え)を挙げつつ、他集団による支配を許すルールへの全員一致は難しいと論じる。
- 1975年の欧州経済共同体への加盟承認は賛成67.2%だったと指摘し、社会的選択理論(個人の選好を集団の決定にまとめる仕組みの研究)にも触れて、多数派の判断を絶対視しないよう促す。
著者の立ち位置
多数決の権威を限定し、国家権力の制限と個人の選択の自由を重視する古典的自由主義の立場。
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