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物価水準の財政理論(III):財政と金融政策の相互作用

Teoría fiscal del nivel de precios (III): interacciones entre la política fiscal y la monetaria
Instituto Juan de Mariana ・ César Taboas ・

AI要約 要約

本稿は、物価水準の財政理論(TFNP)に基づき、法定通貨(フィアットマネー)の価値決定における財政政策と金融政策の相互作用を考察する。金のような実物資産とは異なり、国家が発行する法定通貨は国家の債務であり、その価値は将来の財政黒字に対する期待と国家の財政健全性に依存する。したがって、金融政策のみで長期的なインフレ率を決定できるとする従来のマネーサプライ主導の見解は誤りであると論じる。

論点

  • 実物資産を基準とする通貨では将来の受容期待が価値を決めるが、金融資産を基準とする場合は発行体の信用が重要となる。
  • 法定通貨は国家の債務であり、その価値は国家の将来の財政黒字の現在価値に連動して調整される。
  • 金融政策万能論を退け、物価水準を正しく理解するには財政政策と金融政策の双方の相互作用を分析する必要がある。

著者の立ち位置

財政政策と物価の密接な結びつきを重視するオーストリア学派の立場から、物価水準の財政理論を解説している。

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