法実証主義の再検討(前編):法実証主義の矛盾
AI要約 要約
著者は、法形式のみで法を正当化する「法実証主義」を批判し、その理論的・歴史的矛盾を指摘している。法実証主義は、適法に制定された法律は内容に関わらず正当であるとし、立法者に全権を与える一方でその倫理的責任を免責すると論じる。しかし、最初の憲法の正当性の根拠を説明できないという内部矛盾を抱えていると主張する。
論点
- 法実証主義は手続き上の合法性を重視し、倫理や正義を切り離すことで政治家に都合の良い免罪符を与えている。
- 法実証主義の論理では、すべての授権の起点となる最初の憲法がどこから正当性を得たのか説明できない。
- 法を人々の承認や有効性に求めようとすれば、それは法実証主義の前提を崩し、別の基準に依存することになる。
著者の立ち位置
法実証主義を批判し、国家権力の無制限な拡大に懸念を示す古典的自由主義の立場
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