元記事を読む → Law & Liberty (Liberty Fund)(英語)Honest Men Turned Knaves

党派性が正直者を悪人に変える仕組み

Honest Men Turned Knaves
Law & Liberty (Liberty Fund) ・ Max Skjönsberg ・

AI要約 要約

18世紀の英国や初期アメリカで台頭した政党政治について、哲学者デイヴィッド・ヒュームらの人間観をもとに考察する。ヒュームによれば、人間は社会性を持つ一方で自己中心的な側面もあり、評判への欲求が通常は不正を防ぐ。しかし、政党政治においてはこの評判への欲求がむしろ働き、私生活では正直な人間をも党派的な悪人へと変えてしまう。ゆえに、政治においては全ての人間が悪人であると仮定し、憲法上の抑制と均衡(チェック・アンド・バランス)を設けることが不可欠となる。

論点

  • 政党政治や党派性は自由な社会や代議制において避けられない不可避の現象である
  • ヒュームの言う「分別ある悪人(フリーライダー)」は社会的評判への恐れによって少数派にとどまる
  • しかし政党政治の文脈では、集団への帰属意識や評判への欲求が働き、正直な人間も党派的な悪人と化す

著者の立ち位置

古典的自由主義の立場から、ヒュームの人間観と制度設計の重要性を論じている。

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