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ポール・ボルカーの死に寄せて

En la muerte de Paul Volcker
Instituto Juan de Mariana ・ José Carlos ・

AI要約 要約

本記事は、米国の経済学者ポール・ボルカーの功績と限界を回顧するものである。ボルカーは、1980年代初頭に高い金利政策を断行してインフレ(物価上昇)を抑え込み、また顧客の預金を用いた銀行の投機的投資を制限する「ボルカー・ルール」を提唱した。しかし著者は、中央銀行の存在自体がモラルハザード(モラル低下を招くこと)や不確実な景気循環の根本原因であるにもかかわらず、ボルカーが中央銀行制度の廃止までは視野に入れなかった点を批判している。

論点

  • ボルカーは記録的な高金利政策によって、米国を苦しめた高いインフレを鎮圧した。
  • 銀行の預金を使ったリスクの高い投資を制限する「ボルカー・ルール」を提唱したが、中央銀行制度そのものの問題には切り込まなかった。
  • 中央銀行の存在が銀行に利益を独占させ損失を補填させるモラルハザードを引き起こしていると指摘しつつも、ボルカーはそれを根本的に解決することはなかった。

著者の立ち位置

中央銀行の廃止や市場原理を重視するオーストリア学派・古典的自由主義の立場から、ポール・ボルカーの功績を評価しつつその限界を指摘する。

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