元記事を読む → Econlib / EconLog (Liberty Fund)(英語)Against Tu Quoque

「お前も同じだ」という抗弁への反論

Against Tu Quoque
Econlib / EconLog (Liberty Fund) ・ Bryan Caplan ・

AI要約 要約

著者は、戦争犯罪裁判で「訴追側も同じ罪を犯した」とする抗弁は、処罰を免れる理由にならないと論じる。正当な法による一部の処罰にも正義と抑止の価値があり、不平等だけを理由に放棄すべきではないとする。ただし、裁判が和平を遅らせたり戦争を再燃させたりする場合には、恩赦を認める余地を残す。

論点

  • 「お前も同じだ」という抗弁(tu quoque)に対し、著者は処遇の平等より処遇自体の正当性を重視し、マレー・ロスバードの議論を援用する。
  • 結果主義(行為の帰結を重視する立場)からも、敗戦時に限られた処罰であっても抑止効果があると主張し、証人殺害などの危険は全体の純効果で評価すべきだとする。
  • 著者は1991年のソ連の戦争犯罪者への不処罰には弁護の余地を認める一方、1945年の敗戦した枢軸国の戦争犯罪者は大規模に処罰すべきだったと論じる。

著者の立ち位置

著者は、正当な応報と犯罪抑止の観点から戦争犯罪者の選択的処罰を支持しつつ、将来の流血を防ぐ恩赦には余地を認める立場。

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